マイホームを考える『工事着工までの段取り』 NO 25 NO 26 NO 27 [マイホーム]

このブログは。木造住宅建築の場合です。


NO25  生コン業者引合い

内 容  生コン業者に取引を依頼して現場地図を送ります。
     価格を聞き支払い条件等の取決めを致します。(口答契約でも良いです)
     試験の有無を確実に伝えます。(試験には別途費用が掛かります)
     ※ポンプ車手配依頼も出来ます。      ※基礎業者に生コンも含めて取り決めする場合は、この手配は基礎業者が致します。


対処する業種  生コン業者 発注・手配等  引合い


NO26  ポンプ車業者打設依頼

内 容  ポンプ打ちが必要な場合、ポンプ車業者に取引を依頼して現場地図を送ります。
     金額を聞き、支払い条件等(新規取引の場合)の取決めを致します。(口答契約で良いです)
     ※基礎業者に生コンも含めて取り決めする場合は、ポンプ車手配も当然基礎業者に成ります。


対処する業種  ポンプ車業者 発注・手配等  依 頼


○ NO25の生コン試験の手続きの方法に付いて

  生コンの試験については、この記述では直接関係ありませんが、何かの参考のために書いて見ました。

  役所等の検査が有る建物の場合には、生コンの試験報告書を提出しなくてはならない場合が有ります。
  一般の民間の住宅工事では、生コンの試験報告書の提出を要求される事は有りません。

1. 生コン業者との契約時に試験が必要で有る事を伝えて、配合報告書の作成を依頼します。
   配合報告書には工事で採用が予想される生コンの強度ごとにすべてを記載して貰います。
   通常生コンの強度の設定は、地中梁・躯体等は210㎏/㎝2スラブ・土間等は180㎏/㎝2です。
   ※捨てコンは試験の対象では有りません。
   但し、生コンの打設時期によって温度補正が必要となります。
   気温による補正は一般に打込み後28日間の平均気温により下記の値を用います。

    平均気温(℃) 15以上20未満    補正値   15
    平均気温(℃) 9以上15未満    補正値   30
    平均気温(℃) 5以上9未満     補正値   45
    平均気温(℃) 3以上5未満     補正値   60
           
    例:地中梁の打設で平均気温が13℃で有れば、生コンの強度は気温による210+30=240㎏/㎝2と成ります。
    気温による補正は、想定した工程に基づき算出する事になります。
    過去のデーターによる一覧表が有りますので、それに基づいて算出します。
    ※算出は生コン業者がしてくれます。
    ※一覧表は国土交通省大臣官房官庁営繕部 監修 建築工事監理指針のコンクリート工事の章に掲載しています。
2. 生コン業者から配合報告書が提出され次第役所等に提出します。
3. 第一回目の生コン打設日(地中梁・ベタ基礎スラブ等)に生コン車とは別にが現場に来ます。
  ※生コンの試験は通常一回ですが、場合によっては全打設日に要求される事が有りますから確認致します。
  現場での試験内容
  A.テストピースの採取  試験回数×3本が採取数量です。
  ※ .テストピースの破壊試験の種類
     打設後1週目の工場にての試験
     打設後4週目の工場にての試験
     打設後4週目の外部公的機関にての試験
     その他、場合に依ってはXデーでの試験
     (仮枠を早くはずしたい場合等に、最低強度が出るで
あろう日を想定してXデーを決めます。)
  B.スランプ試験 (試験官が写真を撮ります。)
  C.塩分試験 (試験官が写真を撮ります。)
    上記3件を試験官に指示致します。
    ※試験形態は基本的に現場水中です。
  4. 生コン業者から打設後1週目の試験完了後の試験書類を提出して貰います。
  5. Xデーの試験がある場合、試験完了後の試験書類を提出して貰います。
  6. 生コン業者から打設後4週目の試験完了後の全ての試験書類 及び写真を提出して貰います。
  7. 生コン業者から提出された書類及び写真を関係先に提出します。
  8. 生コンの試験は別途有償です。
 

NO27  レッカー車業者依頼

内 容  レッカー車は棟上の日に一日だけ使用しますが、使用するかしないかを大工業者と相談して決めます。
     必要で有ればレッカー車業者に出動を依頼して現場地図を送ります。
     金額を聞き、支払い条件等(新規取引の場合)の取決めを致します。(口答契約で良いです)上棟日を伝え、それまでに現場確認をして貰います。
     ※どの様な規模・形態のレッカー車が使用できるか現場・道路の状況を見て判断して貰います。      電線の保護が必要で有るか等を判断して貰います。
    ※私の若い時の経験ですが、ある旧家が離れを増築すると言う仕事を受けました。その現場は道路から屋敷まで細い坂道でした。大工さんに棟上の日レッカー車を入れて欲しいと言われましたが、はたしてこの現場にレッカー車が入るのかと思いながら、レッカー車業者に連絡して現場を見に来て貰いました。      現場を見てレッカー車業者は「この現場で有ればミニのキャタピラ付きレッカー車が入ります。幸い私の所で持っていますから、それで行きましょう。」と言ってくれました。      何事も無理では無いかと諦めずに調べて見るものですねー!!      たいていの事は解決するものと思います。

対処する業種  レッカー車業者 発注・手配等  依 頼

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